【問4】4-ピロンのde novo合成

今回も塩野義のドルテグラビル(テビケイ)からの出題です。前回はマルトールを出発物質としていたためベンジル位の”酸化”に多工程を要していましたが、今回は4-ピロンをde novo合成することで課題を解決したようです。

前回の問題はこちらです。

ドルテグラビル(テビケイ)は塩野義の抗HIV薬で、海外ではGSKに導出されています。塩野義に支払われるロイヤリティーは年間1000億円以上と...

ということで、今回の問題はこちら。73cに至る3工程の変換の反応機構を描いて下さい。

前回のマルトールからの合成では左下のメチルエステルが入っていなかったので、今回はよりドルテグラビルに近い中間体が、より短工程でできていますね。興味深い合成だと思います。

出典

Practical Synthetic Method for the Preparation of Pyrone Diesters: An Efficient Synthetic Route for the Synthesis of Dolutegravir Sodium

T. Yasutaka et al., Org. Proc. Res. Dev., ASAP (2019)

doi: 10.1021/acs.oprd.8b00410

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